MobaXterm で SSH 接続する基本操作
MobaXterm を使った SSH 接続の基本操作に関する覚え書きです。
SSH 接続の設定をしたり、SSH 経由で Web ブラウザを開いたりします。
環境
OS: Windows 10
MobaXterm: Personal Edition v20.6 Build 4532
MobaXterm のダウンロード
MobaXterm Xserver with SSH, telnet, RDP, VNC and X11 - Download
新規 SSH 接続を設定
左上の Session を選択する。
- 左上の SSH を選択する
- Remote host にホスト名かホストの IP アドレスを入力
- ユーザがあれば Specify username にチェックして入力
- Port に希望のポート番号を入力(ここでは 20016 とします)
- Advanced SSH settings のタブを開く
- Use private key にチェックする
- 自分の PC にある秘密鍵( id_rsa )を選択
- 設定が終わったら下の OK を押す
Bookmark settings を開いて Session name を変更することが出来る。ホスト名やユーザ名を簡単に入れておくとわかりやすい。
- 左側に縦に Session と書いてあるタブから先ほど作成した Session をダブルクリックで開く
- セッションタブを閉じると該当のセッションが停止される
ここまでの作業を terminal でやるなら
ssh -p 20016 username@hogehoge.ac.jp
SSH 経由で Web を閲覧する
Dynamic port forwarding というものを行う。
MobaXterm 側の操作
右上の方にある Tunneling を選択する。
左下の New SSH tunnel を選択する。
MobaXterm の tunneling 設定は図解されていてわかりやすい。
- 右上の Dynamic port forwarding (SOCKS proxy) を選択する
- 左にある My computer 側のポートに適当な値を入れる(ここでは 50000 )
- 右にある SSH 設定をそれぞれ入力する(ここではserver: hogehoge.ac.jp, login: username, port: 20016 とする)
- Save を押す
- 今作ったトンネル設定の名前を記入
- 右側にある鍵のマークをクリックして自分の秘密鍵(id_rsa)を選択
- Start ボタンを押して、Stop ボタンが明るくなったことを確認(Stop ボタンを押すと Tunneling も切れます)
ここまでの作業を terminal でやるなら
ssh -v -D 50000 username@hogehoge.ac.jp -p 20016
ブラウザ側の操作
次にブラウザ側の設定です。
ブラウザに Chrome を使う場合を紹介します。
Proxy SwitchySharp - Chrome ウェブストアから拡張機能を入れる
- New profile を作成
- profile name はお好みで。ホスト名を使うとわかりやすい
- manual configuration の SOCKS HOST で localhost の
- Port: 50000 と入れる(Tunneling で設定した port 番号にする)
- Save して拡張機能を ON
- hogehoge(設定した profile name) を選択
- アクセス情報【使用中のIPアドレス確認】にアクセスしてみて、hogehoge からの接続であることを確認する
- Direct Connection にすると SSH 経由ではなくなる
次回からは、MobaXterm を起動して Tunneling を Start し、Chrome の拡張で pegasus を選択すると、接続できます。